住宅ローン商品の一つである固定期間特約付変動金利の「通期優遇」と「当初優遇」について、ある銀行の(融資手数料型)の例をとってみます。
通期優遇は店頭表示金利が上がっても、店頭表示金利からずーっと〇〇%優遇(引きますよ)というものです。
現時点での優遇は最高で店頭表示金利より▲2%となっていますので、現店頭表示金利:2.475%-2%で適用金利は0.475%です。
もし2年後に 店頭表示金利が2.675%(現在より+0.2%上昇)となった場合は、2.675%ー2%で0.675%となります。
当初優遇は各固定期間の店頭表示金利より各固定期間に応じ表記の数値を優遇(引きますよ)するもので、固定期間2年のものを例にすると最優遇は▲2.4%となっており、現時点の固定期間2年の店頭表示金利は2.85%となっていますので、店頭表示金利:2.85%-2.4%で適用金利は0.45%となります。
そして、固定期間終了後の優遇は最高で1.75%となっていますので、期間終了後に再度2年固定を選択した場合の金利は、2年後に固定期間2年の店頭表示金利が現在と変わっていなかれば、店頭表示金利:2.85%-1.75%で適用金利は1.1%となります。
ぱっと見スタート時は、通期優遇0.475%と当初優遇0.45%で、当初優遇の方が低いですが、仕組みを理解し考えに合った方を選ばれるのが良いですよね。
(※上記は1つの例を記載したものですので参考の1つとして頂けました幸いです。)