住宅ローンの返済方法の選択肢として、「元利均等返済」と「元金均等返済」があります。
どちらを選択するかによって、毎月の返済額や最終的な総支払額が変わってきます。
例えば、借入金額5,000万円、返済期間35年、金利1%(固定)とした場合、
【元利均等返済】 月々の支払いが約14万円
【元金均等返済】 最初の月の支払いが約16万円
になり、元金均等返済の方が月2万円も高くなります。
では、15年後はどうでしょうか?
【元利均等返済】 月々の支払いが約14万円
【元金均等返済】 月の支払いが約14万円
ほぼ同じになりました。
ついでに30年後も見てみます。
【元利均等返済】 月々の支払いが約14万円
【元金均等返済】 月の支払いが約12.5万円
返済金額が逆転しましたね。
このように、元利均等返済は支払金額がずっと同じですが、元金均等返済は最初が一番高くて段々下がっていきます。
毎月一定額の方が良いのか、最初苦労して将来楽をする方が良いのか、家族の将来のライフプランによって変わってきます。
ちなみに、最終的な総支払額は元金均等返済の方が少なくなります(上記の条件だと約55万円の差)。